マーケット情報

短期金融市場ウィークリー

2025/6/30(月)~2025/7/4(金)の市況

無担保コール市場

今週の無担保コールO/N物は、四半期末を跨ぐ週となり、30日(月)こそ調達を控える先が一部見られたが、ビッドサイドの資金調達ニーズの強い状況に変わりはなく、出合い水準も週を通して0.475~0.478%の横ばい圏での推移となった。そのため、加重平均レートについても、3日(木)までは0.477%で安定して推移し、4日(金)も同水準での取引が中心となった。
ターム物は、四半期末を通過したことあり、1W~3M程度の期間で引き合いが見られた。早期の追加利上げ観測の後退もあり、出合いの水準は前月対比で概ね横這い圏で推移している。

日銀当座預金残高は、529兆円程度からスタートし、1日(火)、2日(水)の税揚げ・保険料揚げを主因に521兆円台まで減少した。その後は3日(木)の国債買い入れオペを受けて微増となり、522兆円程度での着地が見込まれる。

レポ市場

今週のGC T/N物の出合い水準は、0.48~0.51%近辺で推移した。
SCは、カレント銘柄近辺やチーペスト周りの銘柄にビッドが多く見られた。

短国市場

今週の短国市場は、全ゾーン概ね横ばいで推移した。
4日(金)に実施された3M物入札は事前予想に比べ強い結果となり、結果発表後のセカンダリーマーケットでも強含みで推移した。

CP市場

今週のCP市場は、石油、電気・ガス、不動産などの業態で大型発行が見られた。
市場残高については、四半期末要因により30日(月)に24兆円弱まで減少したが、CPでの資金調達需要の強い状況に変わりはなく、期明け後は再び緩やかに増加し、3日(木)時点で24兆円台後半まで回復している。
発行レートについては、0.5%以上で推移しており、銘柄や期間により投資家の運用目線にばらつきが見られるが、1M以内の短い期間の発行では、0.5%を下回る水準での発行も散見された。

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