マーケット情報

短期金融市場ウィークリー

2024/7/22(月)~ 2024/7/26(金)の市況

インターバンク市場

今週の無担保コール市場は、引き続き資金調達ニーズの強い展開となった。
無担保コールO/N物取引では、22日(月)から25日(木)までは通常の取引に加え、試し取りと思われる調達が複数散見された。市場残高が少ない中、試し取りにより高いレートでの出合いも見られたため、加重平均レートは連日0.08%台での推移となった。26日(金)は、週末3日積みとなった事により試し取りは見られず、0.07%台で落ち着いて推移した。
ターム物に関しては、1W~3M物で出合いが散見された。

日銀当座預金残高は、週初545兆円台前半で始まり、24日(水)に国債買入、25日(木)に財政資金の払いなどを受け、緩やかな増加傾向となり、26日(金)には548兆円程度での着地見込みとなった。

レポ市場

今週のGC O/N物は、0.02~0.08%近辺で推移した。
23日(火)までのGC T/N物は、0.06~0.08%近辺で安定的に推移した。24日(水)はオファーがやや薄くなった事により、0.04~0.05%での出合いが中心となるなか、一時0.02%程度まで低下する場面も見られた。25日(木)は前日の水準を引き継ぎ、0.04%近辺での推移となったが、引け間際に0.08%近辺まで上昇した。26日(金)は、T+1に短国の発行を控えていた事から、前場の時点では0.07~0.08%近辺での出合いが中心となるなど、小甘く推移した。

SC取引の個別銘柄では、2Y460~462回、5Y160~170回、10Y355~375回、20Y180~189回、30Y65~83回、40Y10~17回などで引合いが多く見られた。

短国市場

今週の短国市場は、全ゾーンでレートが上昇する展開となった。
26日に行われた3M物入札は、前回債からレートが上昇したものの、事前予想よりも強めの結果となり、結果発表後のセカンダリーマーケットでも堅調に推移した。

CP市場

今週のCP 発行市場は小売、石油、その他金融等の業態で大型発行が見られた。
市場発行残高は、24兆円台後半で推移している。
発行レートは、銘柄や期間により投資家の運用目線にばらつきがみられた。

また、26日にはCP等買入オペが事前予定通り3,000億円でオファーされた。結果は、全取レート0.226%、平均落札レート0.246%と、前回(按分0.191%、平均0.200%)比で最低落札レート、平均落札レートともに上昇した。

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