マーケット情報

短期金融市場ウィークリー

2025/7/7(月)~2025/7/11(金)の市況

無担保コール市場

今週の無担保コールO/N物は、前週に引き続き調達ニーズが強く、出合いの水準は0.475~0.478%の横ばい圏での推移となった。そのため、加重平均レートについても、10日(木)までは0.477%で安定して推移し、11日(金)も概ね同水準での取引が中心となった。
ターム物に関しては、1W~6Mまでの幅広い期間で出合いが散見された。また、ロングターム物では大手証券によりビッドレートを引き下げる動きが見られた。
 
日銀当座預金残高は、7日(月)に522兆円程度でスタートし、8日(火)に財政資金の払いを受け523兆円台半ばまで増加した。その後は、9日(水)の5年債発行や11日(金)の20年債発行と財政資金の揚げにより、519兆円台前半まで減少する見込みとなった。

レポ市場

今週のGC T/N物の出合い水準は、概ね0.495~0.505%程度での推移となった。
SCは、ロールオーバーを中心に幅広い銘柄で取引が見られた。

短国市場

今週の短国市場は、6Mゾーンが堅調に推移した。
9日に実施された6M物入札は強い結果となり、その後のセカンダリーマーケットでも堅調に推移した。11日に実施された3M物入札は無難な結果となり、その後のセカンダリーマーケットでは特段の出合いが無く閑散な地合いとなった。

CP市場

今週のCP市場は、卸売業、不動産、小売業など複数の業態で大型発行が行われた。
市場残高は、週を通して概ね25兆円台前半で推移した。
発行レートは、引き続き0.5%以上で推移しているが、銘柄により投資家の運用目線にばらつきがみられた。  

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