短期金融市場ウィークリー
2025/12/15(月)~2025/12/19(金)の市況
無担保コール市場
今週の無担保コールO/N物は、引き続きビッドサイドの資金調達ニーズが旺盛に見られた。16日(火)には付利金利を上回る水準での試し取りが実施されたことから、加重平均レートが上昇する展開となったものの、それ以外の日では、0.477%前後の出合いを中心に、概ね横ばい圏で落ち着いた推移となった。
ターム物は、ショートタームで出合いが散見されたものの、金融政策決定会合を控え、様子見姿勢の先もあったため、ロングターム物では閑散な状態となった。
日銀当座預金残高は、年金定時払いにより468兆円台後半まで増加してスタートした。その後は財政資金の揚げ払いにより多少の増減は見られたものの、概ね467兆円前後での推移となった。
また、18日(木)・19日(金)に開催された金融政策決定会合では、政策金利を0.75%に引き上げることが決定された。
レポ市場
今週のGC O/N物は、15日(月)~18日(木)は、0.495~0.505%、19日(金)は、0.70~0.75%程度で推移する展開となった。
SC取引の個別銘柄では、2Y470~479回、5Y170~180回、10Y355~380回、20Y180~194回、30Y65~88回、40Y10~18回などで引き合いが多く見られた。
短国市場
今週の短国市場は、3Mゾーンと1Yゾーンの金利が上昇した。
17日(水)に実施された1Y物入札は事前予想に比べ弱めの結果となったが、その後のセカンダリーでは底堅く推移した。18日(木)に実施された3M物入札は無難な結果となり、その後のセカンダリーでも堅調に推移した。
CP市場
今週のCP発行市場は、電気・ガス、不動産、建設業など複数の業態が大型発行を実施した。
市場残高は、週を通して概ね25兆円台半ばで推移した。
発行レートについては、12月18、19日の金融政策決定会合での利上げがほぼ織り込まれる形となり、決定会合を跨ぐ取引については、0.75%を超えるレート水準での出合いが中心となった。





































