マーケット情報

短期金融市場ウィークリー

2025/6/9(月)~2025/6/13(金)の市況

無担保コール市場

今週の無担保コールO/N物は、引き続き邦銀業態を中心に堅調な資金調達ニーズが見られ、レートは0.475~0.478%近辺での推移となった。加重平均レートは、9日(月)~11日(水)までは0.477%の横ばいで推移したが、12日(木)は、付利金利を上回る水準で纏まった金額の試し取りが実施されたことから、0.481%まで上昇した。13日(金)は、週末を跨ぐ取引となった事から、通常の取引を中心に落ち着いた相場となった。
 
日銀当座預金残高は、9日(月)に財政資金の払いがあり520兆円弱まで増加して始まった。その後は、12日(木)まで横ばい水準での推移が続いたが、13日(金)に年金定時払いを受けて、529兆円程度まで大幅に増加する見込みとなった。

レポ市場

今週のレポ市場GC O/N物は、0.485~0.50%で推移した。先週末の後場にレートが上昇した流れを引き継ぎ、週を通して高めのレートで安定して推移した。
SC取引の個別銘柄では、2Y455~473回、5Y150~178回、10Y355~378回、20Y180~192回、30Y65~85回、40Y13~17回などで引き合いが多く見られた。

短国市場

今週の短国市場は、3Mゾーン、6Mゾーンが堅調に推移した。
9日(月)に6M物、13日(金)に3M物の入札が実施されたが、いずれも事前予想より強い結果となり、その後のセカンダリーマーケットでも堅調に推移する展開となった。

CP市場

今週のCP市場は、小売業、食料品業など複数の業態から大型発行が行われた。
市場発行残高は、週を通して23兆円台後半で安定的に推移する展開となった。
発行レートは、引き続き0.5%以上で推移し、銘柄や期間により投資家の運用目線にばらつきがみられた。

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