マーケット情報

短期金融市場ウィークリー

2025/11/24(月)~2025/11/28(金)の市況

無担保コール市場

今週の無担保コールO/N物は、引き続きビッドサイドのニーズが堅調に見られたことから、出合いレートに大きな変動はなく、概ね横ばい圏での推移となった。加重平均レートについては、25日(火)と26日(水)が0.478%となったが、27日(木)は0.477%となり、28日(金)も概ね同水準での取引が中心となった。
ターム物に関しては、1~2W程度のショートターム物で0.48~0.55%近辺での出合いが散見された。2~3M物については、12月の金融政策決定会合での利上げ警戒感が高まっていることから、オファーとビッドのレート目線に乖離が出始めている。

日銀当座預金残高は、週初490兆円弱から始まったが、その後は財政資金の揚げや国債発行により緩やかな減少傾向となった結果、488兆円程度での着地見込みとなった。
 
 

レポ市場

今週のGC T/N物の出合い水準は、0.495~0.505%近辺で推移した。
SCは、カレント銘柄近辺や、チーペスト周りの銘柄にビッドが多く見られた。  

短国市場

今週の短国市場は、3Mゾーンが軟調に推移した。
28日(金)に実施された3M物入札はテールが流れる結果となり、結果発表後のセカンダリーマーケットでも弱含みで推移した。

CP市場

今週のCP市場は、月末週にあたり複数の業態で大型発行が見られた。
市場残高は、11/12(水)以降、前日比で増加が続くなか、26日(水)には9/9(火)以来となる25兆円台を回復する展開となった。
発行レートは、引き続き0.5%以上で推移し、銘柄や期間により投資家の運用目線にばらつきがみられた。
 
  

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