マーケット情報

短期金融市場ウィークリー

2024/3/25(月)~ 2024/3/29(金)の市況

インターバンク市場

今週の無担保コールO/N物は、動意に乏しく横這い圏での推移が続いた。出合いの水準は、25日(月)から28日(木)までは、0.076~0.078%が中心となり、加重平均レートでは0.077%で横ばい推移が続いた。29日(金)は年度末につき、ビッド件数がやや減少した事から、出合い水準も僅かに低下する展開となった。
ターム物については、依然としてオファー・ビッドともにレート水準を探る状況にあるものの、1W~3M物を中心に0.13~0.17%程度で出合いが散見された。

日銀当座預金残高は、週初25日(月)に554兆円まで増加して始まった。その後も年度末による財政資金の支払いが継続された結果、29日(金)には561兆円程度まで増加しての着地見込みとなった。

レポ市場

今週のGC T/N物は▲0.05~+0.08%近辺で推移した。28日の末初物では、一時的にレートが低下し▲0.05%近辺での出合いも散見された。
SC取引の個別銘柄では、2Y440~459回、5Y150~166回、10Y355~373回、20Y180~187回、30Y65~81回、40Y13~16回などで引合いが多く見られた。

短国市場

今週の短国市場は、入札や買入オペなど特段のイベントがない中、週後半にかけて1Yゾーンがやや軟調に推移した。

CP市場

今週のCP市場は月末初の発行週にあたり、複数の業態で大型発行が行われたものの、年度末の有利子負債圧縮の影響が大きく、全体としては大幅な償還超のマーケットとなった。
発行レートは、マイナス金利政策解除以降、依然としてレート水準は定まっておらず、銘柄や期間によってばらつきがみられた。
26日(火)には、マイナス金利政策解除後初のCP等買入オペが、事前予定通り4,000億円でオファーされた。結果は、按分レート+0.080%、平均落札レート+0.124%と、前回(按分+0.032%、平均+0.057%)比で、按分・平均ともに大きく上昇した。

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