マーケット情報

短期金融市場ウィークリー

2020/5/25(月)~2020/5/29(金)の市況

インターバンク市場

今週の日銀当座預金残高は、週初418兆円程度で始まり、各種の金融調節・新型コロナ対策関連の払いといった要因によって大幅に増加し、29日には427兆円程度となった。無担保コールO/N物は、業態によって調達姿勢の違いが見られ、レートは低位で推移した。引き続き、地銀業態では新型コロナに係る給付金の影響からか、ビッドが大幅に減少し、一部ではマイナス金利適用を回避するため、オファーサイドに転じた先も見られた。一方で、新型コロナ対応金融支援特別オペによってマクロ加算残高に余裕が出来たと見られる先が調達の下支えとなったことで、レート自体は比較的安定して推移した。無担保コールO/N加重平均レートは、▲0.06%前後で推移したが、月末29日はビッドが減少したことで、▲0.07%台まで低下した。ターム物は、地銀業態を中心に運用ニーズが強く、下限レートを模索する展開となった。
26日には、新型コロナ対応金融支援オペが3M物でオファーされ、17,292億円の貸付が行われた。同オペの残高は27日時点で143,905億円となる見込み。

レポ市場

今週のGC O/Nは、▲0.120~▲0.065%程度で推移した。週初25日のGC T/Nは、▲0.080~▲0.065%程度、26~27日のT/Nは▲0.105~▲0.080%程度で推移した。月末初物となる28日のT/Nは▲0.120~▲0.095%程度、短国や2Y債の発行が重なる29日のT/Nは▲0.090~▲0.065%程度で推移した。
SCは、個別銘柄では2Y407~412、5Y139~143、10Y338~358、20Y169~172、30Y59~66、40Y11~12等カレント近辺の銘柄に引き合いが多く見られた。

短国市場

今週の短国市場は、増発により需給が徐々に悪化していることから、3M物は、▲0.120~▲0.115%出合いと、やや軟調に推移した。一方で、オペ増額期待などもあってか、6M物は▲0.200~▲0.194%、1Y物は▲0.200~▲0.195%出合いと、どちらも堅調に推移した。
26日に実施された短国買入オペは、前回から5,000億円増額の20,000億円でオファーされ、平均落札利回較差+0.003%、按分落札利回較差0.000%と、しっかりした結果となった。
27日に実施された6M物の入札は、期落ちがない新規の発行であったが、WI取引において▲0.150~▲0.145%で出合う中、平均落札利回▲0.1627%、按分落札利回▲0.1607%と、しっかりした結果となった。結果発表後のセカンダリーマーケットにおいては、▲0.194~▲0.182%出合いと強含みで推移した。
29日に実施された3M物の入札は、WI取引において▲0.115~▲0.110%で出合う中、平均落札利回▲0.1078%、按分落札利回▲0.1002%と、無難な結果となった。結果発表後のセカンダリーマーケットにおいては、目立った出合いはみられないものの、やや軟調に推移した。

CD・CP市場

今週のCP発行市場は月末週であったものの、多くの企業が前倒しで調達をしていることもあり、償還総額1兆1,000億円程度に対して、発行総額9,000億円程度と償還超のマーケットとなった。月末発行を中心に、鉄鋼・商社・機械等幅広い業態が大型の発行を実施した。市場残高は週を通して 24兆円程度の水準で推移するなど、先週末の23兆円台後半から着実に増加している。発行レートについてはCP等買入オペ見合いのニーズからか、大半の銘柄が若干のマイナス圏で推移し、特に発行残高の少ない希少銘柄に関しては強めの買いも見られた。
26日にはCP等買入オペが事前予定通り8,000億円で実施された。5月22日の臨時の金融政策決定会合にて、新型コロナ支援オペの期限が半年間延長されて21年3月末までとなったことで、按分レートの低下が予想されていたが、玉の入替ニーズが先行したためか、結果は、応札額が1兆9,452億円と過去最高額に達し、平均落札レート▲0.02%、按分落札レート▲0.027 %と前回(平均▲0.027%・按分▲0.068%)から平均・按分ともに上昇した。

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