マーケット情報
短期金融市場ウィークリー
2025/6/23(月)~2025/6/27(金)の市況
無担保コール市場
今週の無担保コールO/N物は、引き続きビッドサイドの調達ニーズが堅調に見られ、出合いレートの水準は、0.475~0.478%程度で安定的に推移した。
無担保コールO/N物の加重平均レートは、23日(月)は0.476%となったが、24日(火)~26日(木)までは付利金利を上回る水準で纏まった金額の試し取りが実施されたことから、0.478%に上昇した。27日(金)は週末となったことにより試し取り要因は剥落したものの、概ね横ばい圏での取引が中心となった。ターム物に関しては、1W~3M程度の幅広い期間で引き合いが散見された。
日銀当座預金残高は、23日(月)に530兆円程度からスタートした。その後も大きな増減はなく、概ね横這い圏での推移となった。
レポ市場
今週のO/N GCは、0.48~0.505%のレンジでの取引となった。23日(月)から26日(木)までは、0.48~0.505%の狭いレンジで推移した。6月末越えの取引にあたる27日(金)は、前場にレートをやや下げたものの、後場には0.49%まで上昇した。
SCはカレント銘柄近辺や、チーペスト周りの銘柄にビッドが多く見られた。
短国市場
今週の短国市場は、3Mゾーンが堅調に推移した。
27日(金)に実施された3M物入札は無難な結果となり、結果発表後のセカンダリーマーケットでは、小じっかりで推移した。
CP市場
今週のCP発行市場は、月末週の発行にあたり、幅広い業態が大型発行を実施した。
市場残高は24兆円台前半から始まり、週後半には24兆円台後半まで増加した。
発行レートについては、0.5%以上で推移しており、銘柄や期間により投資家の運用目線にばらつきが見られた。
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