短期金融市場ウィークリー
2025/12/1(月)~2025/12/5(金)の市況
無担保コール市場
今週の無担保コールO/N物は、前週に引き続き調達ニーズが強く、出合いの水準は0.475~0.478%が中心となったが、一部で試し取りやその他業態からの調達により、付利金利を上回る水準での調達も少額見られた。加重平均レートは、1日(月)~4日(木)まで0.477~0.478%で推移し、5日も概ね同水準での取引が中心となった。
ターム物に関しては、1日(月)の植田総裁の発言を受け、12月会合における利上げ観測が一段と高まったことで、日を追うごとにレートが上昇し、1M物で0.55~070%近辺、2M物0.55~0.75%近辺、3M物で0.60~0.83%近辺で出合いが散見された。
日銀当座預金残高は、前週末に487兆円程度となっていたが、1日(月)の2年債発行、2日(火)の財政資金の揚げ、3日(水)の税、保険料の揚げ等により471兆円弱まで大幅に減少し、その後は概ね横這い圏での推移となった。
レポ市場
今週のGC T/N物の出合い水準は、概ね0.50~0.51%程度での推移となった。
SCは、ロールオーバーを中心に幅広い銘柄で取引が見られた。
短国市場
今週の短国市場は、全ゾーンで軟調に推移した。
5日(金)に実施された3M物入札は弱い結果となり、結果発表後のセカンダリーでは特段の出合いが見られなかった。
CP市場
今週のCP市場は、石油、卸売り、小売りなどの業態から大型発行が見られた。
市場残高について、冬季賞与や税金の支払いなどに伴う資金調達ニーズから、比較的高水準な状態が継続するなか、3日(水)には、一時的に26兆円台を回復する展開となった。
発行レートについては、概ね0.5%以上で推移しており、銘柄や期間により投資家の運用目線にばらつきが見られた。





































