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Career Step01

新人時代の経験も、
子会社への出向も。
すべての経験が
今につながっている。

Introduction

大学時代には音楽に夢中だったという社員K。就職活動を始めるまで、短資会社のことを詳しく知らなかったという彼は、どのようにしてディーラー・ブローカーとして活躍するようになったのでしょうか。これまでのキャリアを紐解きます。

T.K.
(2016年入社)

マーケッツ営業部

step01

2012-16

アルバイトを掛け持ちし、
楽器代や旅行資金につぎ込む
  • 学生時代について

    学生時代に最も力を注いでいたのはバンドサークルです。中学から始めたギターが好きで、アルバイトで稼いだお金はほとんどギター関連の機材につぎ込んでいましたね。ライブをしたり、深夜までバイトを掛け持ちして海外旅行に行ったりと、大学生らしい自由な時間を過ごしていました。短資会社を知ったのは家族の勧めで、日々変化する短期金融市場で専門性を高められるところに魅力を感じました。

step02

2016-17

業務部に配属
  • 仕事内容

    業務部では、当社が扱うさまざまな金融商品(債券レポ、CP、インターバンク取引など)について、約定後の取引内容の照合から決済に至るまでの一連のバックオフィス業務を経験しました。いわば、取引の最終段階を正確に処理し、完了させる部署です。社会人としての基礎はもちろん、金融取引の「終わり」の部分を徹底的に学びました。

  • 学んだこと

    業務部で最も強く学んだのは、「正確さ」と「スピード」の重要性です。私たちが扱う取引は金額が非常に大きく、単純に見える事務作業でも一つのミスが大きな損失につながりかねません。ミスなく一日を終えることが求められる環境で、基本的な事務処理能力と、常に細心の注意を払う姿勢が身につきました。また、先輩にExcelのマクロを教えてもらい、煩雑な作業の自動化・効率化を学べたのも大きいです。

step03

2017-18

マーケッツ営業部に配属
  • 仕事内容

    マーケッツ営業部の債券グループでは、フロント(営業)での短期国債取引のアシスタント業務が中心でした。具体的には、入札関連の事務処理、日々の収益管理、各種データの整理や報告書作成などです。また、債券レポ取引のブローキング(仲介)業務にも少しずつ携わり、お取引先との直接のやり取りも始まりました。

  • 学んだこと

    一日中さまざまな方面から仕事が舞い込んでくるため、電話やチャット、メールでの問い合わせに、ほかの作業をしながらも迅速かつ正確に対応する必要がありました。マルチタスクの処理能力や、優先順位を見極める力が鍛えられたと思います。アシスタント業務では、業務部で培った効率化の視点を活かすことができましたし、ブローキング業務では、自分の仲介で取引が成立し、収益という数字につながっていくことに手応えを感じました。

step04

2018-19

子会社に出向
  • 仕事内容

    入社4年目には、子会社であるセントラル東短証券に出向し、証券会社同士の日本国債、短期国債の取引を仲介するブローカー業務に従事しました。レポではなく現物を扱う点がこれまでと違い、取引相手もプロ中のプロで、一瞬の判断ミスも許されないという緊張感に満ちた環境でした。

  • 学んだこと

    一瞬の集中力を発揮できるかどうかで取引量が大きく変わる環境だったので、小さなことに思い悩まない姿勢や、物事を前に進める姿勢が身につきました。出向した当初は小さな取引が中心でしたが、徐々に会社の状況が回復していく過程に貢献できた実感は、大きな自信になりました。一つひとつの出来事に一喜一憂せず、前を向いて進むことの大切さを学びました。

step05

2019-

マーケッツ営業部に復帰
  • 仕事内容

    出向を終えて再びマーケッツ営業部に戻りました。現在は、アシスタントではなく、一人前のディーラー・ブローカーとして、債券レポ取引や短期国債取引を担当しています。以前よりも多くのお取引先を任され、より大きな責任と裁量を持って日々の取引に臨んでいます。忙しいお取引先からの問い合わせに対して、いかに早く正確に答えられるかが、取引の成否を分けます。

  • 学んだこと

    今の業務では、これまでのすべての経験がつながっていると感じています。業務部で学んだ「正確性」は業務の基本ですし、マーケッツ営業部で得たデータ分析の知識は、お取引先との対話や市場分析で役立っています。そして出向先で培った「集中力」は、緊張感の中で最善の判断を下すうえで、不可欠な力となっています。現在は、常に周りの状況やマーケット全体の動きにアンテナを張り、先を読んで準備する姿勢を日々学んでいます。

FUTURE

より広い視点を持った
マーケットのプロフェッショナルへ
  • 長年マーケットに携わっている先輩やお取引先の中には、知識が豊富で仕事への姿勢も真摯な、尊敬できる方々が大勢います。私自身も、周りからそう思われるような存在になりたいです。そのためには、まず目の前の一つひとつの仕事に真剣に取り組み、知識と経験を積み重ねていくこと。将来的には、ほかの短期金融市場の商品についても理解を深め、広い視野でマーケット全体を語れるプロフェッショナルへ成長していきたいです。