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ユーロ円市場
◆ユーロ円市場
ユ−ロ円とは、本邦以外に預け入れされた、あるいは取引されている円建ての金融資産(円預金等)の総称であり、この円建て金融資産が取引されている市場がユーロ円市場である。1950年代後半にロンドンを中心に発生し、最近は円建て金融資産のなかでも、非居住者によるユーロ円債の発行が急ピッチで拡大した。
[市場所在地]
東京、ロンドン、ニューヨーク、香港、シンガポールなど
[ユーロ円資金
の源泉]
海外輸出業者が、輸出代金を円建てで受取り海外で保有・運用
円建て貸付、もしくは円建て外債発行代金の海外への振替
ユ−ロ市場で他国の通貨より転換した円
銀行の本支店勘定を通じて国内から海外支店へ円送金
国内の非金融機関による海外送金
[ユーロ円市場の
取引形態]
カレンシ−取引:
ユ−ロ円預金、ユ−ロ円CD、ユ−ロ円貸付
ボ ン ド 取引:
ユ−ロ円債、ユ−ロ円CP
[市場の特色]
預金準備率や利子源泉課税など、国内取引では課せられる各種の規制や取引慣行の適用を受けないため、自由な取引が可能となっている。
国際的な競争の場となる市場であり、ここでのビジネスを通じて、国際金融取引に関する最新の情報や取引手法、リスク回避、コストの低減などのノウハウを取得する機会を得ることができる。
[近年の市場
拡大の背景]
各種の規制がないことや、自由な金利形成が利点となっている。
1984年6月、我が国の為銀に規制として課されていた本支店勘定を通じる外貨の円転や、ユーロ円の国内持ち込みに対する規制が撤廃されたため、ユーロ円市場からの円資金調達の依存度が高まった。
国内の短期金融市場も自由化が進み、ユーロ円市場との金利裁定を通じて密接な連動関係を持つようになった。
ユーロ円債市場で適債基準の緩和や国内還流制限の緩和を受け、発行金額が増加した。
国内金融市場の一部を肩代わりする迂回市場としての役割を果たしている。
[取引種類と期間]
T/N
(TOMORROW NEXT=翌営業日から翌々営業日まで)
S/N
(SPOT NEXT=2営業日後からその翌営業日まで)
1Week〜1Year
(2営業日後から各タ−ムの応答日)
末初物
(四半期末の月末〜月初、年末〜年初)
期日指定物
・IMMデ−ト物
(3・6・9・12月の第3水曜日をエンド)
[資金決済]
全てのユ−ロ円資金決済は、本邦の銀行に開設してある円コルレス勘定、または本支店勘定を通じて行う。
国内では、外為円決済制度(日銀内にある外国為替円交換室で参加銀行が支払い指図の交換をする)での資金尻を日銀ネットで決済する。
[利息計算]
360日ベ−ス、片落ち計算。
◆金利先渡取引
通称FRA=Forward(Future)Rate Agreement
1994年10月3日 国内取引開始
[取引の定義]
将来の特定日からの、ある期間の金利を予め相対で売買する契約であり、その特定日に契約利率と決済利率の差額を支払う。この際に元本の貸借はおこなわず、金利の差額だけを当事者間で決済する。
[指標利率]
TIBOR (東京インターバンク市場オファーレート)
従来からのTIBOR(ユーロ円)360日ベース/J・レート(国内円)365日ベース
LIBOR(ロンドン・インターバンク市場オファーレート)
(ユーロ円)360日ベース
◆1 Year IRS
(金利スワップ)
ユーロ円金利先物を前提とした1年ものの円―円スワップで、1年の固定金利と3か月のTIBORをスワップするもの。
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