| 日銀当座預金増減要因と金融調節等の概況 |
| 2007年7月実績 |
1.概況
| 〈銀行券要因〉 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2,962億円の還流超。前年(620億円発行超)に比べて3,582億円の余剰振れ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 〈財政等要因〉 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 104,234億円の揚げ超。前年(108,488億円揚げ超)に比べて、4,254億円の余剰振れ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ◎うち一般財政:夏季賞与に伴う源泉所得税揚げや郵政公社納付金などの揚げ要因が、財政融資資金の郵貯預託金などの払い要因を上回り、14,378億円の揚げ超。前年(6,344億円払い超)に比べると20,722億円の不足振れ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ◎うち国債・政府短期証券: 86,701億円の発行超過。 前年比では27,075億円の余剰振れ。国債の発行額減少が要因。
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《参考》:国債および政府短期証券の発行予定額内訳
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| ◎うち外為勘定: 7月中、外国為替平衡操作は実施されなかった。 ◎うちその他 : 3,155億円の揚げ超。 |
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《参考》東京市場 直物対ドルレート
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| 以上の結果、7月の資金需給は101,272億円の資金不足 。前年同月(109,108億円資金不足)に比べて、7,836億円の余剰振れ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 〈金融調節と当座預金〉 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 国債買入や短国買入、本店方式を中心とした共通担保資金供給オペの実施により、合計で92,597億円の資金が供給され、不足分8,675億円が当座預金から取り崩された。7月末の当座預金残高は88,244億円(前年104,986億円)、準備預金残高(郵政公社預け金を除く)は48,813億円(同61,536億円)。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2.コール市場
| 6月末を無難に通過したインターバンク市場は、バーゼル?の対象となる四半期末や外銀の中間決算などの諸要因が剥落したとはいえ、予想以上に落ち着いた7月入りとなった。
月初のONは、0.50%程度での立ち上がりから直後には0.4%台半ばに低下するなど、連日弱含みの展開。9:20の即日資金吸収オペが4日から3営業日連続で実施され、一時的にはレート低下に歯止めがかかるものの、全般的には低下基調が目立った。積み最終週も総じて落ち着いた展開。邦銀の資金需要で下げ渋る場面も見られたが、外銀の資金需要が低調なこともあり、波乱めいた動きは特に見られず、無事に最終日を通過した。新積み期間入りから月末週にかけてもほぼ同様の展開ながら、0.50%近辺で朝方の出合い一巡後は、0.49%程度で平均所要額を確保しようとする邦銀の資金需要は底堅く、低位安定ながら堅調な動きが見られた。31日も月末としては比較的落ち着いた展開。月末で出し手が資金放出に慎重であることに加え、9:20の即日資金供給オペが予想の範囲内ながらやや少なめであったこともあり、午前から午後にかけ外銀を中心に0.5%台半ばで高止まりとなった。しかし邦銀は0.50%程度での調達を終日順調に進め、一方、外銀の調達も午後中盤には一巡し、3時以降は邦銀を中心に0.4%後半の出合いで月末取引を終了した。 ターム物は、1Wなどのショートタームで0.53〜0.55%程度の出合いが中心。誘導目標水準近辺で安定的に推移するONを背景に上ブレしにくい地合いが続いた。 2日発表の6月調査日銀短観(概要)は、前回3月実績から横ばいで予想通りの結果となった。9日発表の5月機械受注統計では、基調判断が「足元弱含み」から「一進一退で推移」へと、2006年6月以来11ヶ月ぶりに上方修正された。11、12日の政策決定会合では、市場の予想通り利上げが提案されたが、8対1の賛成多数で現状維持が決定された。17日発表の政府月例経済報告では、基調判断が8ヵ月連続で据え置かれ、景気拡大期間は66ヶ月目となった。27日発表の6月全国コアCPIは前年同月日マイナス0.1%でこれも予想通りの内容となった。 |
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3.オープン市場
| 7月入り直後の短国市場は、8月の利上げを引き続き織り込む中、四半期決算明けで足元需給が落ち着いていることから、8月の政策決定会合を越えない1〜2M程度のレートが低下した。入札は、4日にFB3M物、5日にFB6M物が実施され、3M入札は平均レート0.6545%、足切り0.6596%と前回入札と水準はほぼ横ばい。また、6M物入札は平均レート0.7444%、足切り0.7483%となった。その後は11、12日の金融政策決定会合の結果待ちで様子見の展開が続いたが、会合開催中の11日に実施されたFB3M物入札は、8月利上げに懐疑的な見方もあり、落札レートは平均0.6759%、足切0.6824%と堅調な結果となった。13日のTB1Y物入札は、8月利上げとさらに一回の追加利上げを想定して0.9%台までレートが伸びることも予想されたものの、落札レートは平均0.8745%、足切0.8785%と、予想外の堅調な結果にとどまった。18日のFB3M入札は、最高落札利回り0.6951%、平均落札利回り0.6910%と前回より1bp強上昇。最終週に入ると、アウトライト市場でレートが低下。米国のサブ゙プライムローン問題や参院選挙後の政局混迷の思惑等を背景に8月利上げ観測がややトーンダウンし、投資家の買い意欲が強く見られたことが主な要因と見られる。25日入札のFB3ヶ月物も平均レート0.6790%、足切りレートは0.6830%と、投資家の買いニーズを受けて前回比0.01%程度低下した。 月初のCP市場は、10日発行でまとまった出合いが見られたものの、全般的には閑散な日が続き、週間の発行総額は1兆円弱となった。発行閑散の中、四半期末要因で運用を手控えていた向きの運用再開や、準備預金の積上げ進捗に伴う資金余剰感の高まりから購入意欲は旺盛で、短めの期内物を中心にレートの低下傾向が顕著となった。しかし3カ月物は8月利上げや期越えを意識した慎重な購入姿勢のため、レート低下の動きは限定的であった。3連休を挟む13日と17日のスタートも、電力・商社・石油・自動車等によるまとまった発行が見られたものの全般的に閑散。週間の発行総額は1兆円程度となった。資金余剰感を反映して購入意欲は強く、また7月の準備預金積み期間にかけても足元金利の強含む動きが見られないことから、期内物を中心にレートは弱含み基調となった。一方、期越物は品薄による好需給を背景にレートは前週比ほぼ横ばいで推移した。20日発行はまとまった取引を中心に、発行額は週間の引合いベースで1兆3,000億円程度。投資家、ディーラーの積極的な買い意欲はやや弱まり、2M以降のタームでは利上げへの警戒感による慎重な応札スタンスから発行レートはジリ高となった。下旬には、週間で2兆5,000億円の大量発行となったが、足元の玉不足によるディーラーのショート物への買いニーズや、絶対水準の高い3ヶ月物を購入する投資家等の動きから、各タームでレートが低下した。 |