| 日銀当座預金増減要因と金融調節等の概況 |
| 2006年3月実績 |
1.概況
| 3月の資金需給はは3兆7,513億円の資金余剰 。前年同月(1,487億円資金不足)に比べて3兆9,000億円の余剰振れとなった。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 〈銀行券要因〉 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 3,164億円の発行超(不足要因)。前年(1兆5,902億円発行超)に比べて1兆2,738億円の余剰振れ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 〈財政等要因〉 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 4兆677億円の払い超(余剰要因)。一般財政の払い超過が、国債やFBの発行超過(不足要因)を上回ったため。前年(1兆4,415億円揚げ超)に比べて、2兆6,262億円の余剰振れ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ◎うち一般財政:5兆2,423億円の払い超(余剰要因)。住宅金融公庫の貸付や、郵貯預託金の払い戻しを主とする財政融資資金の支払い(余剰要因)などが、法人税、消費税などの租税揚げや、住宅金融公庫の貸付回収、厚生保険の揚げ(不足要因)などを上回ったためとみられる。前年(6兆4,918億円払い超)に比べ、1兆2,495億円の不足振れ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ◎うち国債・FB:発行超過の1兆8,405億円。 前年同月比では、発行超過額が3兆2,608億円の減少となった。 償還額が国債とFBでトンとなることに加え、国債(2兆961億円)、FB(1兆1,587億円)いずれも発行額が減少したため。
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《参考》:国債および政府短期証券の発行額内訳
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| ◎うち外為勘定: 3月中、外国為替平衡操作は実施されなかった。 ◎うちその他 : 6,659億円払い超。 |
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《参考》東京市場 直物対ドルレート
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| 〈金融調節〉 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 3兆7,513億円の資金余剰に対し、国債および短国の買入や国債買現先、手形売出の実行と、全店および本店方式での手形買入の期日とで、ネットで5兆1,635億円の資金吸収を実行した。この結果、1兆4,122億円が当座預金から積み崩され、3月末の当座預金残高は31兆2,015億円となった。なお、月末準備預金残高は27兆2,814億円。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2.コール市場
| 市場参加者のみならず、各メディアも連日関心を寄せた3月9日の金融政策決定会合で、日銀は量的緩和政策を2001年3月19日以来5年ぶりに解除した。3月決算月での解除となったため、市場では取引の混乱も心配されたが、解除が既に大方織り込み済みだったことや、混乱回避のための安定策が打ち出されたこともあり、市場では大きな混乱は一切見られず、無事月末を通過した。 コール取引は30兆円前後の高水準で推移した当預残高を背景に、極めて落ち着いた展開となった。ON物では、一部外銀の調達による0.003〜0.005%程度での出合いが多く見られたが、午後に入ると動きは一巡し、0.001%のオファーが出し残るというパターンがほぼ連日続いた。ターム物についても、月内物の取引が中心となり、期末越え取引で大きく盛り上がる場面はほとんど見られなかった。 日銀オペは、緩和政策解除前の2日と6日に3月末越えの全店方式買入手形がオファーされ、3月末越えのプレミアムから按分落札レートはそれぞれ0.013%、0.026%と高水準の落札結果となった。しかし、決定会合直後の10日(本店方式)と13日(全店方式)にオファーされた月内物は、いずれも按分落札レートが0.001%と低位安定した。13日のオファーを最後に3月中は買入手形オペは見送られ、以降は27日や29日の不足日を期日としたり、31日の大幅余剰日をスタート日とするテクニカルな売出手形オペが多用された。 3月中、3日と31日の2回発表された全国コアCPIはいずれも前年同月比0.5%の大幅上昇となったが、3日発表分が量的緩和解除の決定的材料となったことは言うまでもない。 |
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3.オープン市場
| 短国市場では、量的緩和政策の解除に伴う金利上昇の思惑から、TB6Mで足切0.14%、1Yでは0.3141%と落札レートが上昇した。また、FB3Mについても8日の入札分では0.095%へと上昇したが、その後は3ヶ月以内でのゼロ金利解除は想定しづらいこともあり、15日入札で0.0738%、22日入札では0.0694%と徐々に低下方向へ向かった。 CP市場では、前月まで上昇基調が続いていたレートにも一服感が見られた。中旬に入ると、期末の目処をつけたディーラーの積極買いや、前倒しで進めてきたノンバンク等の期末越えの発行が一段落したことなどから、a−1格を中心にさらにレートは低下した。下旬に入っても、電力、電機、通信などのまとまった発行が見られたものの件数は少なく、低調な発行状況が続き、レートも弱含みで推移した。最終週では、期末日スタートが発行の中心となったが、電力等のまとまった発行はあったものの依然件数は少なく、決算調整の小口発行が主となった。2兆円にのぼる期末日の償還に対し、継続発行が5,000億円にとどまったことについては、有利子負債圧縮のためのCP期末残高圧縮に加え、銀行借り入れにシフトしたことも要因と見られる。 |